2016/11/26

Ubuntu 16.04へのMetaTraderのインストール (試行錯誤中)

最近職場の同僚がFXを始めたらしく、為替相場の話が多くなってきた。
自分はリーマンショックでそれなりの損失が出てからはFXはやっていなかったが、身の回りでそういった話が行われるとまた少し触ってみようかなという気分になる。

ただ、FXはチャートに張り付いて見ないとちょっと怖い部分もあるが、普段は到底そんなことはしていられない。
ということで、特定の条件で通知を送ってくれる手段が必要だなと思った。

軽く調べたところ、MetaTraderのPC版からAndroidアプリに通知が送れるようだ。
ということで、MetaTraderをUbuntuマシンに入れてみようと思った。

MetaTraderのインストール方法


MetaTraderをインストールする方法として、公式サイトからLinuxにおけるMetaTrader 4というページが紹介されていた。
それによれば、LinuxではWineを使えばMetaTraderが使えるらしい。

ということで早速wine(およびwine-mono、wine-gecko)を入れてインストーラを起動してみたところ、
Proxyの入力画面が出てきて、入力してもキャンセルしても先に進まない(失敗する)という事象が発生した。

Proxyの入力画面が出る理由


インストーラをコンソールから実行してみると、下記のようにエラーが2つ表示されていた。
(下記ではmt5のインストーラを実行しているが、mt4でも同様のエラーとなる)
$ wine mt5setup.exe
(略)
err:winediag:schan_imp_init Failed to load libgnutls, secure connections will not be available.
err:winediag:SECUR32_initNTLMSP ntlm_auth was not found or is outdated. Make sure that ntlm_auth >= 3.0.25 is in your path. Usually, you can find it in the winbind package of your distribution.
(略)

エラーメッセージに記載されている通り、後者はwinbindパッケージをインストールすることで解消する。

問題は前者で、libgnutlsが使えなくてHTTPSアクセスができない、という意味のようだった。
調べたところ、winetricksでwinhttpを入れることで解消する、との記載があった。


winhttpの導入


winetricksはwineに必要なDLL等を導入するためのスクリプトで、winhttpはWindowsがHTTP通信を行うためのDLL。
早速winhttpを入れようとしたが、404 Not Foundが返ってきてしまい入れることができなかった。

$ winetricks winhttp
(略)
download.microsoft.com (download.microsoft.com)|23.194.210.210|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 404 Not Found
(略)
------------------------------------------------------
Downloading http://download.microsoft.com/download/E/6/A/E6A04295-D2A8-40D0-A0C5-241BFECD095E/W2KSP4_EN.EXE failed
------------------------------------------------------

どうやら原因はwinetricksのバージョンが古く、ダウンロード元のURLが古いままだったことが原因だったようなので、/usr/bin/winetrickswinetricksの最新版に置き換えて再度実行した。

$ winetricks winhttp
(略)
download.microsoft.com (download.microsoft.com)|23.194.210.210|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 404 Not Found
(略)
web.archive.org (web.archive.org) をDNSに問いあわせています... 207.241.225.186
web.archive.org (web.archive.org)|207.241.225.186|:443 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 302 Found
場所: /web/20160129053851/http://download.microsoft.com/download/E/6/A/E6A04295-D2A8-40D0-A0C5-241BFECD095E/W2KSP4_EN.EXE [続く]
--2016-11-23 09:38:13-- https://web.archive.org/web/20160129053851/http://download.microsoft.com/download/E/6/A/E6A04295-D2A8-40D0-A0C5-241BFECD095E/W2KSP4_EN.EXE
web.archive.org:443 への接続を再利用します。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 135477136 (129M) [application/octet-stream]
`W2KSP4_EN.EXE' に保存中

W2KSP4_EN.EXE 100%[=========================================>] 129.20M 1.08MB/s in 93s

2016-11-23 09:39:47 (1.39 MB/s) - `W2KSP4_EN.EXE' へ保存完了 [135477136/135477136]
(略)


インストーラの再実行


無事にwinhttpも導入できたため、インストーラを再度実行した。
しかし、エラーは解消していなかった…
$ wine mt5setup.exe
(略)
err:winediag:schan_imp_init Failed to load libgnutls, secure connections will not be available.
(略)

Metatraderのフォーラムに下記の記述を見つけた。
Using Ubuntu 12.04 (64 bit), I could install MT5 on Wine 1.7 after the 'winetricks winhttp' tweak.
Not so with Lubuntu 16.04 (32 bit).
Installed Wine 1.9.20 (https://wiki.winehq.org/Ubuntu) and it worked.
Ubuntu 16.04 の場合はwinhttpの導入は効果がなく、wineのバージョンを上げる必要があるらしい。
wine1.9はまだ開発版なため、入れるか少々悩ましいところ。


参考

2016/11/20

生後2ヶ月を迎えて

先日、子供が無事2ヶ月を迎えることができた。
最近の子供の変化は著しいものがあり、毎日見ているだけで飽きない。

ここ最近の主だった変化には、例えば下記のようなものがある。
  • 親を目で追う速度が早くなってきた
  • 手の周りにあるものを掴むようになった
  • 機嫌がいい時にはいろいろな声を出すようになった
  • 寝言(?)を言うようになった
    → 上記とも関係するが、寝ている時にも声を出すことがある。ただ、たまに寝たまま顔をくしゃっとさせて泣き出すこともあり、その場合はちょっと困る
  • 親指をしゃぶるようになった
    → 当初は(手がうまく動かせないためか)拳や手の甲をしゃぶっていたが、その次の週には親指を口に入れることができるようになっていた
  • プレイジムで遊ぶようになった
    → 足や手を動かしてどこかに当たると鈴が鳴ったり吊るされたものが揺れたりすることを認識したようで、毎日楽しそうに遊んでいる
  • 少しずつ首が座ってきた
    → 予防接種を打ちに行った際に「だいぶしっかりしてきてる」と言われた
  • 親を認識している?
    → 家に人が来た際に、親のほうをじっと見つめて来訪者の顔を見ないことがある

その他自分では観測できないものとして「どうやら子供は父親が帰ってくるのを待っているらしい」というものがある。
妻曰く、平日など自分が昼間いない日には、日が沈んだ後に子供が部屋の入口の方を気にするようになった、とのこと。
本当に自分の帰りを待っているのなら嬉しい限りだ。

ギャン泣き (黄昏泣き?)

昨日は、買い物やなんかのために昼前から家族で5hほどお出かけしていた。
帰った後、子供は疲れたのかしばらくは寝ていたが、少ししたらギャン泣きし始めた。

なんとか落ち着かせようと下記を順にやってみたが、いずれも効果なし…
  1. 声を掛ける
      → × (効果なし)
  2. 抱き上げて胡座の上に置く
      → × (効果なし)
  3. トントンしてげっぷさせる
      → × (大きなげっぷは出たが効果なし)
  4. 立ち上がって歩く
      → × (たまに収まるがすぐ再開)
  5. 照明が弱い場所や、逆に強い場所に移動する
      → × (効果なし)
  6. おしゃぶりを咥えさせる
      → × (口に入れても口を閉じず、咥えない)
  7. おむつを替える
      → × (少量のおしっこをしていただけ)

その後、居眠りから起きてきた妻にバトンタッチしたら若干おさまり、さらに、おっぱいを咥えさせたら落ち着いた。
おっぱいに負けたようでなんだか悔しい気分になってしまった。

完全に落ち着いた後に聞いたところ、平日は
  • 脱衣場へ連れて行く
  • 湯船にお湯を張る (水が流れる音を聞かせる)
  • お風呂に入れる
の順に行うことで、どこかで落ち着くらしい。
また、新しい場所に連れて行った日などに発生しやすいらしい。
昨日は休日で人出が多かったので、刺激が強かったのかもしれない。

今後同じようなことが発生した場合には、おっぱいに頼らず落ち着かせられるようにがんばろう。

2016/11/12

お宮参り

生後1ヶ月もだいぶ過ぎてきたので、数日前にお宮参り(初宮参り)に行ってきた。

お宮参りは本来は土地の神様(氏神様)のところに行くものらしいが、今の場所には結婚に伴って転居してきたのでそもそも氏神様を祀った神社がどこなのかも知らない。
ということで、それなりに大きなところに行こうということになり、鎌倉の鶴岡八幡宮へ。

調べてみると、11/15に七五三があるため11月の土日祝日はかなりの人出になるらしい。
また、午前10時以前、または15時以降であればまだ比較的空いているらしい。
そこで、平日の15時以降に行くことにした。

(参考) 受付時間
4/1~9/30
4/1~9/30 8:30~17:30
10/1~11/30 8:30~17:00
12/1~1/31 8:30~16:30
2/1~3/31 8:30~16:30

当日はできるだけ15時過ぎに着けるように準備をしようと思っていたものの、実際には授乳・オムツ替え・着替えに手間取ってしまい、鶴岡八幡宮についたのは結局16:40過ぎ。

さすがにこの時間に祈願に来る人は少ないらしく、祈願受付や記入台に人はいなかった。
受付を終えると本殿脇(右側)にある祈願申込者用の待合室へ行くように指示された。

待合室に着いたら他には誰もいなかったが、ちょうどその時は前の方々の祈願中だったらしく、いろいろ聞こえてきていた。
そうこうしている間に子供がぐずり始めたので持っていた授乳セットを使って授乳開始したものの、飲み終わらないうちに前の方々の祈願が終わり我々の番に。

本殿の中に入ったところ、既に日没後だったためか結構寒かった。
祈願中、子供はミルクを飲んでいる途中で取り上げられたのと寒いのとでかなり泣いてしまった。
ただ、祈願自体は粛々と進む中、鈴を鳴らしたところでその音に興味を引かれたのか泣き止んだ。

そして祈願終了後は待合室で残りのミルクをあげて撤収。

帰り道のほとんどはうとうとしていたが、自宅の近くまできたところでぐずり始めた。
やはり疲れていたのかもしれない。
そう考えると、事前情報に従って遅めに行ったことで待ち時間もなく終えることができて良かったのかも。

2016/11/03

たまひよファミリーパーク2016

息子はまだ生後2ヶ月経っていないが、先週末に開催されていたたまひよファミリーパークに行ってきた。

開催概要


このイベントは、簡単に言うと「マタニティ・ベビー向けの製品やサービスの展示会」。

  • 日時: 2016/10/30(土) 10:00〜18:30
  • 場所: パシフィコ横浜

展示会の内容

展示会ということで各社のブースやセミナなどがあったが、それぞれの傾向は下記のような感じだった。

企業ブース

大まかには製品販売系の企業・サービス販売系の企業で内容が違っていた。

製品販売系企業

技術系の展示会でもおなじみだが、
  • プレゼンを聞くタイプ (明治ほほえみとか)
  • 製品の使用体験ができるタイプ (持田ヘルスケアスキナベーブとかPanasonicの4Kビデオカメラとか)
  • 製品が置いてあって周りでスタッフが資料等を配っているタイプ
があった。
プレゼンを聞くタイプは、(これまた技術系展示会と同様)参加すると試供品などもらえた。
Panasonicの4Kビデオカメラの体験会では、撮った映像が収められたSDカードをもらえるようになっていた。

サービス販売系企業

マタニティヨガやベビーヨガ、ベビーマッサージの他、似顔絵や命名書の作成などがあり、これらのブースはどれも抽選で体験ができるようになっていた。
個人的に面白かったのは、ほとんどのブースで抽選システムが共通化されていた(赤・青・黄のボタンがあり、押すとピンポーン・ブブーと鳴る)こと。
ボタンを設置してないところも、タブレット端末に表示された赤・青・黄のボタンを押して音が鳴るという仕組みは一緒。 やはり小さな子供も多く来るイベントはそういった分かりやすさも重要なのだなと感じた。

その他、おひるねアートのブースは抽選ではなく参加券を配布していて、参加するとプロのカメラマンによる撮影+自分のカメラで撮影ができた。
なお、プロのカメラマンに撮影してもらったデータはSDカードでもらえた (展示ホール内の撮影で環境が悪かったせいか、たくさん撮り続けていて疲れていたのか、撮影してもらった写真は若干白飛びしていたが…)。

その他企業系ブース

回っていて妙に多いなと思ったのは、「写真を撮ってTwitter or Instagramで所定のタグをつけて投稿すると何か貰える」ブース。
出展側にどんなメリットがあるのかよくわからなかったが、「出回る写真に自社のロゴ等が入っていることでアピールになる」とか「家族写真を後で見なおしたときに自社のことも思い出してもらえれば」的なことなんだろうか?

セミナ

会場内にある「たまひよ教室」で各社主催のセミナが行われていた。
 基本的には上記製品販売系企業のプレゼンと同じようなもので、子育てで困る/気をつけた方がいいこと→自社製品の紹介→終了後に試供品配布、という流れだった。

その他

ホール内には授乳ブースやオムツ替えブースが複数設置されていた。

授乳ブース

高い壁で囲われていて、入り口脇に「男子禁制」的な注意書きが貼ってあった。 また入り口にスタッフが立っており、間違っても男が入れないようにしていた。
そんな感じなので中がどうなっているかはよくわからないものの、中には熱湯と水がでるウォーターサーバがあった模様(粉ミルクの試供品はなし)。
また、ベビーカーでそのまま入れるようになっていたので、使い勝手は良かったのではないだろうか。

オムツ替えブース

授乳ブースとは異なり、腰くらいの低い壁で囲われていただけだった。
ブース内は壁沿い(コの字型)にマットが敷いてあり、ブース入り口で靴を脱いで入ってマットの上でオムツ替えをするイメージ。 当然ベビーカーは入れないので、オムツ替えブースの脇にベビーカー置き場のスペースがあった。

靴を脱ぐスペースにはメリーズのオムツが積んであり、自由に使うことができた。 開場に到着してすぐ(15:00くらい)はどのサイズも潤沢にあったが、イベント終了が近い時間になるとサイズごとに残り枚数に差がでていた。
  • 新生児用: とてもたくさん
  • Sサイズ: 数枚だけ
  • Mサイズ: なし
  • Lサイズ: 数枚だけ
この残り枚数から入場者の子供の年齢分布がなんとなく推測できる感じ。
なお、入り口付近の机の上には消毒用アルコールが置いてあったが、他にもベビーローション等も置いてあり自由に使えるようになっていた(少し見ていた感じでは、子供に使う人はいなかったが自分に使っている母親はいた)。

参加した感想


若干のんびり気味(14:30ごろ)に会場に到着したものの、その時間でも割と長い入場待機列が形成されていた。
そのため「中はヤバいんじゃないか」と危惧したが、ベビーカーで来る人が多いことを考慮してかホール内は通路をかなり広く取って(ブースの密度がかなり低く抑えられて)おりそこまで混雑してるようには感じなかった。

来場者を見ると、我が家のように首が座っていない子供を連れて来ている人はほとんどいなかった(というか見かけなかった)。
両親+子供で来ている人が多かったが、祖母+母+子供という組み合わせもそれなりにいたような気がする。
なお、ホール内ではベビーカーで突撃してくる方(主にご年配の方なので祖母?)がちょいちょいいたので、自分はこうならないように気をつけよう、と思った。


一度ホール内に入ってしまうといろいろなブースに行きたくなってしまい、結局イベント終了まで粘ってしまったが、18時ごろには子供のご機嫌が悪くなってきていた。

その後パシフィコ横浜を出た後もベビーカーの上でぐずっていたので、横浜ベイホテル東急のロビーでしばらくあやしてから帰った。
やはり長時間外にいるのはそれはそれで嫌なものらしい。今後は4-5hが限度と思って出かけようと思う。


ここ数年の技術系展示会ではブースでもらえるノベルティがだいぶしょっぱくなっていたが、こういったベビー&マタニティ系のイベントでは割としっかり試供品を配っていたので、こういった業界はまだまだ元気なのかなと感じた。